資産承継– category –
「相続」に対する資産家の関心事は、相続税申告書だけでなく、生前の相続対策にあります。相続税申告では、土地評価を適正に行うとともに、適用できる特例をすべて適用して、最適な相続税申告書を作成しなければいけません。しかし、相続の発生すると税額が確定してしまうため、生前の相続税対策が必要となるのです。
無駄に多くの相続税を支払わないようにするため、正しい知識と最新の情報を入手するようにしましょう。
-
小規模宅地等の特例の適用要件の総まとめ!
【小規模宅地等の特例とは?】 小規模宅地等の特例とは、個人が相続により取得した財産のうち、その相続の開始直前に被相続人又は被相続人の同居や生計を同じくしていた親族(配偶者や6親等内の血族又は姻族)の事業や居住の用に供されていた宅地等のうち... -
住宅取得資金・教育資金・結婚子育て資金の贈与による相続対策
【住宅取得資金贈与の非課税制度とは?】 相続税対策は、相続財産を減らすこと、すなわち生前贈与が基本となります。そのための手法の1つに、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度があります。 これは、親から子や孫に住宅資金として現金を贈与する場合... -
中央区(銀座・京橋・築地・日本橋・茅場町)にお住まいの方の相続
【日本橋にお住まいの方の相続】 中央区の日本橋は都内でも有数の有名地と言って良いでしょう。東京都中央区の日本橋川に架かる橋、またはこの橋にちなむ東京都中央区の町丁の名前ですが、その歴史は東京(江戸)を開いた徳川家康にまで遡り、全国の道路網(... -
【動画解説】相続税節税のための暦年贈与に最適な贈与額とは?
【コツコツ暦年贈与の効果は意外と大きい】 相続税の節税を図るための方法は2つに大別されます。一つは、相続財産の評価額を引き下げることです。 たとえば、土地に賃貸マンションを建築して評価額を下げる方法(土地の有効活用)は有名です。これは、相続税... -
相続対策を「家計貸借対照表」によって「見える化」すべき理由とは?
わが国の場合、戦後の高度成長期を経て財産を蓄積した富裕層が多く、資産家として何代にもわたって財産管理と承継を続けている一族は、欧米ほどは多くありません。しかし、資産家が増加するであろう今後のわが国で必要とされるものは、財産管理と承継を計... -
資産家の相続対策を3分類しよう!企業オーナー/不動産オーナー/金融資産家
資産家を保有する資産のタイプで分けると、企業オーナー系、地主・不動産オーナー系、金融資産家系の3つのタイプに分類することができます。 【資産家の3つのタイプ】 ①企業オーナー‥個人財産のほとんどが非上場株式(企業経営) ②地主・不動産オーナー‥個人... -
相続税の節税したい!相続税対策の基本的な手段とは?
【相続税の計算方法を理解しよう】 分割するより前に相続税総額が決まる 相続税対策を生前に考える場合、最初に必要となる作業は、相続税の試算です。相続税の計算方法を確認しましょう。 相続税を計算する順序ですが、先に相続税の総額が計算されます。法... -
相続時精算課税制度の活用!収益力を無税で贈与できるのか?
【相続時精算課税制度】 相続時精算課税制度とは、60歳以上の親から20歳以上の子供または孫への贈与について、2,500万円までは贈与税がかからず、後で相続税を支払うという制度です。 2,500万円を超える部分については20%の贈与税が課税され、その贈与者が... -
遺言による遺産分割は相続生前対策としてなぜ不可欠なのか?
【遺産分割が決まらぬ問題】 遺産分割が決まらなければ、相続税の納税はできません。相続税は、相続開始から10ヶ月以内に現金で納付しなければなりませんが、分割協議がまとまらなければ預金の引出しもできません。そのため、相続人が固有の現金を持ってい... -
【超富裕層の相続対策】不動産所有法人の贈与と事業承継税制
【生前贈与の方法】 生前贈与の方法には、①暦年課税制度、②相続時精算課税、③経営承継円滑化法に基づく納税猶予制度の3つに大別されます。この点、②は相続税の制度と一体化され、課税を相続時まで先送りするものであり、大きな節税効果は無いことから、こ... -
世代間の資産運用!金融資産から不動産に組み替えて相続を乗り切る!
【富裕層にとっての相続税対策は重要な課題】 富裕層は、金融資産運用を行って資産を増やそうとします。しかし、相続によって、増やした資産の大部分が相続税として流出します。 世代間を通じた資産運用を考えた場合、運用利回りに最も大きな影響を与える... -
持分のない一般社団法人の支配権を承継することはできるのか?
【一般社団法人の設立はとても簡単】 一般社団法人の設立はとても簡単で、公益目的でなくとも設立できます。設立時の組織は、最低3名(社員2名と理事1名、兼務可)が必要ですが、資本金は必要ありません。 また、設立時の登録免許税は6万円(株式会社であ... -
70歳から始める相続対策!家族との対話でオープンな相続を目指そう!
【家族でコミュニケーションを取ることからはじめよう】 空前の相続ブームです。いままでタブーだった相続ですが、TVや雑誌が日常的に相続をテーマとした番組を放送しており、家庭のお茶の間でも話せる環境になりました。だからこそ、こうした世の中の動... -
富裕層は海外移住すれば相続税はゼロとなるのか?
【タンス預金はマイナンバー対策たるか】 マイナンバーの本格的運用が始まる前に隠し財産を作っておきたいと考える人や、生前贈与をこっそりやって相続税を減らしたいと考える人が、タンス預金に走っています。では、そもそもタンス預金にしていると税務当... -
財産総額3億円以下の人が相続税をゼロにするには?
【日本人が大好きな銀行預金は相続税が重い!】 相続財産の評価は、相続開始時の「時価」で評価をすることになっています。この点、銀行預金(や郵便貯金)は、相続発生日に金融機関に預けてある残高がそのまま財産評価となります。 普通預金は、相続発生... -
【相続の事例紹介】遺産分割の争いを回避できた事例
【【事例】遺産分割で争わないようにしたい】 遺産分割でギクシャク Aさん(50代女性)は3人兄弟の長女。弟と妹がいます。3人とも実家を出て独立し、地方の実家は両親が二人暮らしをしてきました。 二人暮らしのうちはとくに問題はなく、Aさんもたまに様子... -
【相続の事例紹介】相続生前対策を正しく実行した事例
【【事例】暦年贈与による財産の移転】 7年で贈与税の時効? Мさん(70代・男性)は、60代の妻と40代の娘2人が相続人です。Мさんは30代で会社の社長となり、70歳で退くまで30年以上も代表を務め ずっと会社のトップとして第一線で仕事をしてこ... -
遺言書の書き方と相続争いを防ぐ【相続相談事例】
遺言書はその内容と同じく伝え方にも注意を払いましょう。特に親から子への遺言書は、兄弟が複数名いる場合誰か一人を代表に指名し、その人から他の兄弟へ伝えてもらうという場合があります。 しかし、これは相続争いの原因になりかねません。 【姉との遺... -
認知症対策に最適!民事信託の仕組みはこれだ!
【高齢者が認知症になると相続対策は不可能になる】 高齢化社会になり、80代、90代の方が多くなりました。それに伴い、身体は元気だけれども意思能力が低下して、いわゆる「認知症」になる方も増えています。 認知症になっても、成年後見人をつければ...