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「相続」に対する資産家の関心事は、相続税申告書だけでなく、生前の相続対策にあります。相続税申告では、土地評価を適正に行うとともに、適用できる特例をすべて適用して、最適な相続税申告書を作成しなければいけません。しかし、相続の発生すると税額が確定してしまうため、生前の相続税対策が必要となるのです。
無駄に多くの相続税を支払わないようにするため、正しい知識と最新の情報を入手するようにしましょう。
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【相続税対策】相続時に自社株式の評価額はいくらになるか?類似業種比準価額、純資産価額とは?
非上場であっても会社の株式は相続税がかかります。今回は、相続時に自社株式の評価額がいくらになるか、その計算方法わかりやすくご説明しましょう。 【非上場の株式の評価額を計算する目的】 非上場であっても会社の株式には相続税がかかります。それゆ... -
【相続対策】全体像!相続税、不動産、生命保険まで詳しく解説
【相続税負担の重さ】 相続税は本当に重いのか? 日本の相続税に関して、「最高税率が50%を超え、相続すると財産が半分になってしまう」という声がよく聞かれます。しかし、実際にはこのような高い税率が適用されるケースはほとんどありません。私が税理... -
【老後のお金の計画】老人ホーム、医療・介護、相続、認知症、自宅リフォームまでのガイド
【老人ホームと介護サービス】 介護サービスを受ける手順 介護サービスを受ける手順は次のようになります。まず、市町村の窓口に申請を行い、自宅で聞き取り調査(認定調査)を受けます。その結果に基づいて要介護度が判定されます。次に、ケアマネージャ... -
法人契約で活用すべき長期平準定期保険とは何か?
経営者には、相続対策と事業承継のための準備が必要です。今回は、相続・事業承継のために法人契約で活用すべき長期平準定期保険についてご説明します。 【保障だけに限定した10年定期保険】 会社の経営者の生命保険は、個人でも加入することができますが... -
【相続手続】意外とたいへん!戸籍謄本の入手
今回から相続手続について解説します。相続発生時に最初に取り寄せる書類が、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本です。ぜひ参考にしてください。 【なぜ戸籍謄本を出生までさかのぼるのか】 家族に相続が発生した場合、最初に行うべきことは、相続人の... -
遺産をめぐる相続争いの相談事例は多数!分割できるない不動産が原因か?
保有する資産のタイプで富裕層を分類しますと、不動産オーナー、企業オーナー、金融資産オーナーの3つにすることができます。すなわち、個人財産のほとんどが不動産(土地・建物等)である不動産オーナーと、個人財産のほとんどが非上場株式(自社株式)... -
富裕層の相続税は今後増税になるか?2022年以降の改正に注意!
日本の税収において、相続税は令和3年度(2021年度)でも2.2兆円ほどしかなく、所得税の10分の1程度となっています。まだ増税の余地があることから、現在、政府の税制調査会は、富裕層の税負担を重くする方向に検討を進めています。また、相続直前の暦年... -
銀行や証券会社が提案する「ウェルスマネジメント」とは?
銀行や証券会社の営業マンが「ウェルス・マネジメント」というサービスを売り込んできます。これは生命保険の「ライフ・プランニング」と違うものでしょうか? 【1】 一生涯のライフ・プランニング どんな方でも生命保険の営業マンから商品の提案を受けた... -
相続税対策の基本!まずはここから!
【評価の引下げよりも先に資産を減らすこと】 相続では、先に相続税の総額が計算されます。すなわち、正味の相続財産(=資産-非課税財産-債務控除)」から基礎控除額を差し引き、その金額(課税遺産総額)を、民法の法定相続分で分けたと仮定してうえで... -
相続対策!不動産活用法まとめ
【住宅取得等資金贈与の非課税特例】 金融資産家にとっての資産承継対策は、相続財産を減らすこと、すなわち生前贈与が基本となります。近年、金融資産家にとって効果的な制度が導入されています。その一つに、住宅取得資金贈与の非課税特例があります。 ... -
相続の準備をはじめよう!終活はここから!
【相続生前対策の必要性】 欧米では、資産家の資産の保全およびリスク管理、資産承継のために、総合的な財務戦略が立案されることが一般的です。このような財務戦略のことを「エステート・プランニング」と呼んでいます。 日本には、このような財務戦略の... -
相続・事業承継対策!民事信託活用方法を網羅!あなたはどのケース?
【高齢の親が認知症になりそうな場合】 認知症と財産管理 【お悩み】 父親が高齢で認知症になりそうです。最近は財産の管理ができなくなってきた様子なので、今後のことが心配です。 高齢の父親が、賃貸不動産や多額の金融資産など高額の財産を持っている... -
民事信託のすべてがわかる!基礎知識を徹底解説!
【】 信じて託すこと 信託とは、「信じて託す」すなわち個人が持っている財産を守りながら、それを人に預けることです。具体的には、本人が自分で財産を管理することに不都合が生じた場合、それを人に財産を預け、預かった人がその財産の管理を行いながら... -
【法人化】なぜ富裕層は節税のために法人活用するのか?
富裕層と呼ばれる資産家の方々は、節税のために法人を活用されます。今回から数回に分けて、節税のための法人の活用方法についてご説明させていただきます。 【なぜ法人化を行おうとするのか】 上場企業の大株主、多くの賃貸不動産を持つ地主さん、非上場... -
すぐわかる!不動産評価額の調べ方
【はじめに】 今回は、財産評価において最も重要な不動産の評価について解説いたします。土地の評価単位、路線価方式と倍率方式、自用地としての評価だけでなく、借地権、貸宅地、貸家建付地の評価方法まで理解しておきましょう。 【土地の評価単位】 土地... -
贈与税がかからない!4つの非課税制度
【はじめに】 高齢者が持つ資産を次世代へ承継することを促進し、わが国の経済成長を図ることを目的とする制度として、住宅取得資金、教育資金、結婚子育て資金に係る贈与税の非課税制度があります。今回は、これらの制度とともに、2,000万円の配偶者控除... -
相続時精算課税制度
【はじめに】 贈与税の計算には、暦年課税制度と相続時精算課税制度があります。相続時精算課税制度とは、相続税と贈与税を一体化するもので、次世代への資産承継を促進し、高齢者が持つ資産を活用して消費を増やすことで、わが国の経済成長を図ることを目... -
相続税とは?何に課されるの?誰が払うの?
【はじめに】 相続税とは、法律に基づいて、人の死亡を原因として財産が移転するときにかかる税金です。それでは、どのような財産に税金がかかり、誰が相続税を納めるのでしょうか。今回は、相続税の課税財産と納税義務者について解説いたします。 【相続... -
【まとめ】遺言の書き方・効力と遺留分
【はじめに】 遺言とは、人の死亡後の法律関係を定める意思表示のことです。遺言者が死亡したときに、その効力が発生します。満15歳以上で正常な意思能力がある人であれば、遺言を書くことができます。今回は、遺言の作成方法と遺留分について解説いたしま... -
相続人は誰?相続人になれる人を徹底解説!
【はじめに】 人が亡くなると、亡くなった人が持っていた財産を、特定の人が承継することになります。これを相続といいます。ここで、亡くなった人のことを被相続人、承継する人のことを相続人といいます。今回は、誰が相続人になるのか、、その相続人はど... -
わかりやすい!不動産以外の財産の評価方法
【はじめに】 相続税法では、財産の評価原則として、「相続または遺贈により取得した財産の価額は、その財産の取得時における時価により、その財産の価額から控除すべき債務の金額は、その時の現況による」という規定が設けられており、これ受けて国税庁は... -
いっきにわかる!贈与と贈与税
【はじめに】 今回は、贈与税の計算方法を説明いたします。贈与税のポイントは、暦年課税制度における基礎控除の110万円、特例財産と一般財産の違い、死亡保険金の受取りで贈与税が課されるケースです。 【贈与とは】 贈与とは、当事者の一方が、ある財産... -
相続税がゼロ円に!?配偶者税額控除のすべて!
【はじめに】 相続税の計算には、3つのステップがありました。第一ステップは課税価格の計算、第2ステップは相続税の総額の計算、第3ステップは、相続人それぞれが納付する税額の計算でした。今回は、第3ステップにおいて算出された相続税額から減算す... -
初心者にもできる!相続税の計算方法とは?
【はじめに】 今回は、相続税の計算方法を説明いたします。税金の計算は難しいと思われていますが、ポイントを抑えてしまえば、とても簡単です。そのポイントは、基礎控除の金額、先に相続税の総額を出してしまう計算、税額控除の3つです。 【相続税の計...